イチゴのリゾットの話

たまたま見かけた記事で、Taste Atlas なる世界の料理を紹介するサイト?でやっていた「Worst Rated Foods in the World(世界の低評価料理ランキング)」というのがあり、かなり面白かった。これは特定の個人の偏見ランキングというわけではなく、純粋にユーザ投稿のコメントやレーティングで点数が低い順に並んでいるようだ。

Worst Rated Foods in the World - Taste Atlas

記事自体は英語で書かれているけど、全体的にスプラッタなビジュアルの料理が多くて「なるほど低評価…」という察しを得ることができる。頭とか、血とか、虫とか、まあそういうやつは食べたことなくてもレーティング低くなるのはさもありなんという感じである。日本の料理は31位にがんもどき、41位にういろうがランクインしていて興味深い。確かに食べたことないと美味しそうにはみえないかも。

ランキングをざっと眺めていて気になったのがイタリアの「Risotto alle fragole(イチゴのリゾット)」だ。

Image from Gyazo

調べてみるとスイーツではなく、他のリゾットと同じようにプリモ(雑に言えば主食)として食べる料理のようだ。歴史は1980年ごろの創作料理が発祥という話があって比較的新しい料理だが、イタリア北部ではわりと一般的な料理らしい。材料もイチゴと米に加えて玉ねぎとバター、白ワイン、チーズと一般的なリゾットと変わりない。どんな味なのかかなり気になるので、春になってイチゴが出回りはじめたら作ってみようと思う。

ここまで書いて、そういえば今年はイチゴを植えようと思っていたのを思い出した。甘味より酸味のあるイチゴのほうがリゾット向きらしいので、以前に教えてもらった宝交早生が手に入ったら植えてみようと思う。

eclipse改 - 茶太 (2008, ウサギキノコ)

今日の一枚は茶太の「eclipse改」。ゲーム音楽とか同人とかで活躍してる歌手で、可愛い電波ソングからウィスパーボイス、力強い歌まで曲に合わせて幅広くこなす凄腕で、個人的に昔から大好きなアーティストだったりする。

このアルバムは1枚の作品としてもかなり完成度が高いと思っている。導入のあとにタイトル曲が始まり、途中に挟まるインストのたびに曲調が変わって、最後は思い詰めた悲痛な雰囲気の曲が続いたあとに優しい音の猫の歌、吹っ切れたようなさっぱりしたアコギのバラード、タイトル曲の主題のリフレインという展開で終わるのもすごくよい。

YouTube Music - eclipse改

Labyrinth

なんか和風な気配を感じる、ミステリアスでしっとりした曲。歌詞もボーカルも編曲もすべてがいい。

Rain

このアルバムのクライマックスになる一曲。大人になってみたら自分がなりたかったような人間にはなれなかったし、社会でうまくやっていくのも辛くて孤独で、ぜんぜん思った通りの生き方ができなくて雨のなかただ立ち尽くしている…という悲痛な歌。こういう焦燥感や失望が心の中で燻っているような静かな叫びや救いへの渇望を静かな曲に乗せて歌わせたら茶太が最強だと思う。「だけど世界は 時計の針は 容赦ないほど早く進んで 現実でまた色褪せていく あのころの夢も遠ざかるばかり」