天体観測の話(2/3)
来月の3/3には皆既月食があるので、突然思い立って練習も兼ねて月を撮ることにした。
月を撮るのはもちろん初めてではないのだが、やはり望遠鏡を覗き込んで煌々と輝く月を目にすると、望遠鏡を買って初めて月を観測したときの感動を思い出して背筋がしゃきっとする。やはり月は天体観測の出発点であると同時に、いつになっても重要な基本だなという感じがした。
一眼レフでは何度も月を撮っているので、今回はオートガイドをやりたいと思って買ってあった ZWO の ASI715MC を使って撮影してみることにした。ふだん撮影で使っている APS-C よりもセンサーサイズがだいぶん小さいので、さすがに倍率が高くてすごい。
とりあえず500枚くらい撮影して、惑星・月撮影用の合成ツール(AutoStakkert!4)を使ってスタッキングしてみたのがこれ。現像するときに設定を間違えてモノクロ で出力されてしまっている。
基本的な考え方としては月の表面を高倍率で撮ると大気のゆらぎによって像の乱れが目立つので、何枚も撮って偶然シャープだったコマを選んだり、複数枚の平均を取ることでゆらぎのない真の像に近似したりするというテクニックのようだ。今回の設定では撮影した500枚のうち品質の上位10%を選んで合成している(スコア付けも選別も自動でやってくれる)。昨日は行き当たりばったりでやったので適当に撮ってしまったが、ほんとはもっと枚数を多く撮るらしいということをあとから知ったので、こんど天気のいい日にまた挑戦してみようと思う。
あと頭上を見上げたら木星があることに気づいたので、こちらも試しに撮ってみることに。
こちらは動画ファイルとして500コマぶん撮影して、カメラに付属しているスタッキングツールで合成するなど。思ったよりちゃんと模様が見えていて、大赤斑もなんとなく映っている。こちらも設定がかなりいいかげんで、ゲインの設定とかもおそらく適切ではなさそうなので、こちらも再挑戦が必要だ。
という感じで久しぶりに天体観測をしたのだが、やはり望遠鏡で宇宙をみるというのは気分が高揚する。先月までは仕事が爆発していてぜんぜん観測ができなかったので、今月は月やら惑星やらも含めて天気がいい日は空を見上げてみようと思う。もちろん皆既月食も来月に控えているので、みんな月食を観測しよう。わたしは近くの神社に望遠鏡を持ち込んで観測会を開催するつもりだ。
皆既月食の参考情報
【皆既月食まであと1か月】
— 国立天文台 アルマ望遠鏡 (@ALMA_Japan) February 3, 2026
3月3日は皆既月食。18:50~22:18と見やすい時間帯です。晴天を祈りつつ、見逃さないようにしましょう。(写真は2022/11/8三鷹にて撮影、左下に天王星)https://t.co/6n552kq0dh pic.twitter.com/urfemYin3G
Under A Glass Moon - Dream Theater
イントロのギターが冷たく荘厳な月の光を感じさせる一曲。


